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デリバティブ取引に思う

 

 歴史的遠近を無視して言えば、先物取引というのもデリバティブ取引の一つだと言って差し支えない。先物取引は、例えば株式の6カ月後の価格を推定し、その価格で前もって買っておく、という取引である。6カ月後の現物価格がその先物価格よりも上がっていれば、安く買って儲けたということになる。逆に6カ月後の現物価格が先物価格よりも下がっていれば、6カ月前に高く買ってしまったわけで、損をしたことになる。先物取引とはそういう市場の取引である。

なぜこのような先物市場が必要かと言うと、その重要な機能の一つがヘッジング(保険つなぎ)機能であると言われる。つまり株式なら株式の、その現物価格の上げ下げに影響を受けないように「保険のようにつないでおく」というのがその重要な機能なのである。ここでは詳しく述べないが、ヘッジング機能がある故に、先物市場が必要であると言われる。ここは面白いところだが、私も十分には理解していないところがあり、興味のある方はぜひ学習してみてほしい。

「仕組み債」という金融商品がデリバティブ取引から派生した商品であると前回のこの文章で述べた。この「仕組み債」もまた、先物取引で見てきたところの「ヘッジング機能」にあるがゆえに商品化できる根拠、その市場が存立する根拠があると思われる。逆に言えば、この機能がある故に、様々なデリバティブ取引が市場として存立しているのである。「仕組み債」などの様々な金融商品が登場するのも、そのような理由によるのである。

at 10:29, 砂田好正, デリバティブ取引

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