<< 快適に働ける関係性 | main | コミュニケーションの促進 >>

職場における人間関係

 こうして、職場では仕事上の対立や感情の行きちがいなど、さまざまな人間関係の問題が生じるのであるが、人間関係の問題であるだけに、当事者同士が話し合ったり、お互いを理解することができれば、状況は大きく改善されるものである。もし当人同士でそれができなければ、まわりの人間が手伝ってやればよい――管理職というのは、まさにそのためにいるのだ! だが、ここでそういった揉めごとの芽が摘まれず、逆に社内の派閥争いや、そうでなければ<変質的な>人間に利用されれば、この状況はたちまちモラル・ハラスメントに進んでしまうだろう。その場合、当事者同士は、普通の時以上に、自分たちではもうどうすることもできないからである。P346「第12章モラル・ハラスメントに関わる人々」「仕事上の対立や感情的な行きちがい」)

 

 この引用文でわかることは、ちょっとした仕事上の対立や感情の行きちがいなどによって、パワハラ行為が横行するようになってしまうということである。つまりちょっとして人間関係のあつれきが、パワハラ行為を誘発してしまうのである。その結果、くり返しになるが、社員のモチベーションを下げ、生産性をも下げてしまうのである。

 職場で働く社員への、どのアンケート調査を見ても、職場で働きたくない、退社したいと思う理由は、「人間関係が悪い」というものである。多くの職場で働く社員が、「人間関係」で苦しんでいる。その背後にパワハラ行為が隠れていることも多いだろう。それほどに職場の人間関係を良好なものに維持することは難しい。

 次項では、人間関係を良好なものに維持するにはどうすべきかを考えてみたい。人間関係の改善は非常に難しいことだが、その問題を避けては、「人間中心の職場作り」を達成することはできない。職場における最大の問題が人間関係にあるのだ。

 

at 13:47, 砂田好正, 人間中心の職場作り

comments(0), trackbacks(0), - -

comment









trackback
url:http://blog1.wiselink.biz/trackback/58