<< 被害からの脱出加害者と離れる | main | 被害からの脱出ぜ己否定しない >>

被害からの脱出社員間の連携

 モラル・ハラスメントが横暴な上司による職権濫用的なものだったり、また、会社側がコスト・キラーを導入して、過剰人員を整理する過程で起こったものであれば、その場合は、実際的な対処の方法としては、社員たちが結束するしかない。すなわち、経営者や上司の「変質的な」、あるいは「病的な」やり方に対して、団結して戦うしかないのである。しかし、それは逆に言えば、集団で行動して、労働監督局に訴えるなり、労働組合を動かすなりすれば、そういったタイプのモラル・ハラスメントには対抗する道が開けている、ということである。
いっぽう、モラル・ハラスメントの種類がいわゆる「純然たるモラル・ハラスメント」であった場合は、被害者は孤立させられていることが多いので、ほかの社員と連帯して行動を起こすことができない。その結果、モラル・ハラスメントに対する対処の方法も変わってくる。最初に述べたような形で専門家に相談する必要が出てくるのは、この場合である。P397「第5部 モラル・ハラスメントにどう対処すればよいか」)
 
 パワハラの加害者は、被害者が組織の中で孤立していることを利用することが多い。そのため、社員同士が団結して、連携しているとパワハラ行為は起こりづらくなる。また、社員間で団結し、連携することが解決のために有効である。
しかし、こうした団結・連携はそう簡単にできることではない。連携の対象になる社員にとってみれば、自分にパワハラ行為が降りかかる可能性があるからである。また、そもそも、団結・連携が強くないという職場にパワハラが横行しやすいということも関係している。そうした団結・連携が難しいところに、その解決が困難な、一つの原因があると見られる。
 
 

at 13:56, 砂田好正, パワハラが横行する職場

comments(0), trackbacks(0), - -

comment









trackback
url:http://blog1.wiselink.biz/trackback/52