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被害からの脱出‖荵絢圓了抉

 これまで述べてきたように、モラル・ハラスメントやそれに似た状況はたくさんあって、なかなか見分けることが難しい。だが、それでも私たちは、そのちがいを見きわめる必要がある。というのも、それがモラル・ハラスメントであるのかないのか、あるいは、どんな種類のモラル・ハラスメントであるのかによって、それに対する方策が変わってくるからである。実際、横暴な上司による「職権濫用的なモラル・ハラスメント」と、「変質的な」やり方で被害者が標的にされる「純然たるモラル・ハラスメント」では、被害者に対する援助の方法がちがってくる。それはまた仲介の方法もちがってくる、ということでもある。

 では、ここで被害者の立場にたって、「私はモラル・ハラスメントを受けている」と思ったら、いったいその時はどうすればよいのだろう? そこで、まず第一に言えることは、モラル・ハラスメントの状況からは、ひとりでは抜け出せない、ということである。したがって、自分が被害を受けていると感じたら、ともかく誰か専門家に相談しなければならない。というのも、もしそういったことをしないのであれば、あとは直接、法に訴えるしか方法がなくなるからである。

 しかし、そうは言っても、どんな専門家に相談するのか、これを決めるのがまた難しい。医師か、弁護士か、労働組合か・・・。その人が受けている被害の状況によって、誰に相談をすればいいのかも、また変わってくるからである。だが、いずれにしろ、その人の状況にふさわしい専門家が見つかれば、その専門家は、話を聞き、一緒に状況を分析し、はたしてそれがモラル・ハラスメントであるのかどうか、またどんな種類のモラル・ハラスメントであるのか、そういった判断を下してくれるだろう。P396〜397「第5部 モラル・ハラスメントにどう対処すればよいか」)

 

 この章の前半にも書いたことだが、パワハラ行為から逃れるためには、第三者としての専門家に相談することが大切である。自分一人で解決することはまずできない、と考えるべきである。では、どのような専門家に相談したらよいのだろうか。それがまた難しいと引用文に書かれている。ただ、自分一人で考え込み、落ち込んでいるだけで解決できるということはあり得ない。だから、勇気を出して、良い相談相手と見られる専門家に相談することが大切である。それが解決の第一歩だと考えるべきである。

 

at 13:14, 砂田好正, パワハラが横行する職場

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