<< 被害の実相∪嫻づ床 | main | 被害の実相ぐ意による傷つき >>

被害の実相O辰係斥佞瞭鷭鼎琉嫐

 モラル・ハラスメントに特有の症状は、「正常な感覚が失われる」ということである。それはどうやったら相手を傷つけることができるか、というモラル・ハラスメントの方法と密接に結びついている。
 たとえば、その方法のひとつとして、「表面的な意味のほかに、裏に別の意味がこめられた言葉を使う」というのがあるが、そういったことをされると、私たちはその言葉をどう受け取っていいかわからず、途方に暮れてしまう。また、そんなことが続けば、精神的におかしくなってくる。実際、こういった二重の意味を持つ言葉が使われると、家庭の場合、言われたほうは統合失調症(精神分裂病)に追いこまれる可能性がある。また、職場においては、妄想症的な傾向が表れたり、ひどい場合には精神を破壊されてしまうこともある。いや、そこまでいかなくても、職場で使われている言葉をすなおに受け取ることができなくなれば、働く人間にとっては大問題である。何が本当で何がまちがっているのかわからなくなり、仕事をするうえでも、大切なこととそうでないことの見分けがつかなくなってしまうからだ。また、なんでもない言葉の裏に非難の意味がこめられていると思えば、正面切って言い返すこともできず、自分は本当に駄目な人間なのだ、と疑う気持ちも出てくる――要するに、自分で自分の感覚が信じられなくなってしまうのだ。そうなったら、今度は加害者のほうからすれば、責任をなすりつけるのも、相手を無能呼ばわりするのも簡単である。P233〜234「第10章 モラル・ハラスメントに特有の症状」「自分の感覚が信じられなくなる」)
 
 この引用文を皆さんはどのように読まれるだろうか。職場内おいてのパワハラ行為は集団的ないじめに発展することがあるが、その集団に所属する社員が、往々にして使う方法が、この引用文に書かれている、と私は思う。その方法とは「表面的な意味のほかに、裏に別の意味がこめられた言葉を使う」というものである。もっと具体的に言うと、「四」という数字を多用し、暗にそれに、「し(死)」を意味させ、被害者を追い詰めるという方法である。ほかの言葉でも二重の意味をこめることは、悪意を持てば容易なことだと思う。それによって、「自分の感覚が信じられなくなる」といった精神病の領域に至ることがあり得るのである。
 私はこうした方法があるということを当初、認められなかった。そんないじめ、パワハラ行為の方法があることを認められなかった。しかしこの引用文を読むと、二重の意味を込めるパワハラ行為(いじめ行為)があることが理解できるのである。私自身のこれまでの経験からも、そんな方法があり得ると考えられる。
そして「あり得る」という認識をすることが、パワハラ被害を最小限にすることにつながると考えたい。そんな考えに至らす引用文である。
 

at 11:44, 砂田好正, パワハラが横行する職場

comments(0), trackbacks(0), - -

comment









trackback
url:http://blog1.wiselink.biz/trackback/47