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被害の実相∪嫻づ床

 モラル・ハラスメントの場合、嫌がらせというのは、たいてい偶然起こったような形をとる。そうして、それが毎日、形を変えて行われるのだ。したがって、少しでも事態を把握しようと思うと、標的になった人物ははてしない自問自答を繰り返すことになる。時には同僚に忠告を求めてみることもあるが、満足な答えは返ってこない。同僚たちは加害者から切り離されているのが普通だからである。また、加害者に言われた「悪いところ」を直したとしても、攻撃がやむわけではない。モラル・ハラスメントは、被害者が加害者の前からいなくなるまで続くのだ。加害者のほうは――個人であっても、組織であっても――嫌がらせをしたことを認めない。「何も起こってはいない。あの人が作り話をしているだけだ」。あるいは、責任を被害者に押しつける。「確かに仲間うちから遠ざけたけれど、それはあの人が難しい(おかしい、ヒステリックな)性格をしているからだ」。このように加害者は、たとえ自分がしたことは認めたとしても、その非は認めようとしないのである。これでは論理も何もあったものではない。モラル・ハラスメントの加害者に対してはまともな論理が通用しないのだ。その結果、事態を論理的に把握できないことによって、被害者は自分の精神がおかしくなったのではないかと疑うようになる。そのいっぽうで、加害者のほうは被害者に対して、「おまえは狂っている」と言う。被害者はほかに仲間はずれにされる理由が見つからないので、それを信じるようになる・・・。実を言うと、人を狂気にいたらせようと思ったら、これは非常に簡単で、しかも有効な方法なのである。P82〜83「第2章モラル・ハラスメントであるもの」「正常な感覚を失わせる」)

 

 パワハラ行為を受けた被害者は、加害者が悪意に満ちたパワハラ行為を認め、謝罪するまで、自問自答することになる。パワハラ行為を受け、自分が間違っているのではないか、自分がおかしいのではないか、と考え始めるのである。そのうえ、加害者は自分の悪意あるパワハラ行為を認めようとしない。そのことがさらに被害者を追い込み、時には狂気に至らしめることさえあるのだ。

 

at 10:22, 砂田好正, パワハラが横行する職場

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