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どんな人が被害者になりやすいか

個性的な社員(P299)
能力があったり、目立ったりする社員(P300)
会社のやり方に従わない社員(P302)
社内で孤立したり、人間関係のネットワークを持たない人々(P304)
成績の悪い社員(P307)
一時的に仕事をする能力が落ちている社員(P308)
 
  これは引用している本書からの小見出しである。こうした人々が職場でパワハラを受けやすいとされている。ここに六つの小見出しがあるが、これを見て、こうした社員にならないように、被害者にならないように注意し、回避することができるのだろうか。私が思うに、確かにこうした傾向を持つ人がパワハラの被害者になりやすいとしても、それは結果論に過ぎない。むしろ、パワハラの被害者にはどのような社員もなり得るのである。あえて言えば、それは偶然の選択であり、どのような社員でも被害者になる可能性をもっているというのが、私の本書を読んでの感想である。
 
  モラル・ハラスメントは、自分とは異質なものに対する拒否感が原因となって行われることが多い。この拒否感は、性別とか、肌の色とか、ちがいがはっきりしたものに向けられることもあるが(この場合は差別に近くなる)、それよりは、ある人の個性など、もっと微妙なものに向けられることが多い。P299「第12章モラル・ハラスメントに関わる人々」「こんな社員は標的にされやすい」)
 
  偶然に基づいてパワハラの被害者になると述べたが、そこには他者と異質な面があり、それがきっかけになってパワハラの被害を受けるということはあり得る。被害者の異質性がパワハラを誘発するのである。また、結果論に過ぎない傾向があるとはいうものの、被害を受けやすい性格、被害を受けやすい仕事への姿勢が本書で指摘されているので、ここから引用しながら概観する。
 
 

at 17:19, 砂田好正, パワハラが横行する職場

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